和式バスルームの設置。通常、ベースメントには様式のバスルームを簡単に設置できるように、ドレインを仮設してありますが、和式の場合はこれをそのまま利用できません。仮設してあったドレインを一部利用し、新たに全体の配管を組み直しているところです。 手前が、脱衣所のトイレ用、中央が流し場のフロアドレイン用、一番奥がバスタブドレイン用です。
バスルーム用のドレイン組み直し中。一番手前の円形のフタが付いている場所に、下水の逆流防止弁が付いています。バスルームの間取りを検討する場合は、この場所を起点に考える必要があります。 あまりここから離れると、下水管に十分な傾斜がつけられない為好ましくありません。
Wet Wall(配管が集中する壁)のフレーミング作業。上水道の配管は基本的にフレキシブルパイプを利用しています。日本からサーモスタット水栓などを持ち込んで設置する予定の方は、この時点で商品を決定している必要があります。
バスルームの脱衣所用にダクトを増設しました。ベースメントには、通常数か所に温風出口が設置されていますが、脱衣所の場所にうまく設置されていることはまずないので、事前に増設する必要があります。
脱衣所およびバスルームの天井。和式のバスルームの場合、この2部屋をドアで仕切るので、双方にFanを設置することが義務付けられます。屋外への排気口は1本しかないので、双方をジョイントすることになります。
バスルームのフレーミング。配管やFANの設置を考慮してバスルームの天井はやや低く設置しました。下水工事が終わった床はコンクリートで埋めなおしてあります。フレーミングが中途半端になっているのは、バスタブの搬入経路を確保するためです。
バスタブの設置作業中。TabFaucet用の穴は空いていないので、好みの場所に加工する必要があります。
日本からお客様が購入したサーモスタット水栓の仮組み。壁面に固定された温水と冷水の出口の距離は、水栓によって決まっているので、事前に知る必要があります。壁面アタッチメントはこちらで手に入るものがほとんどです。ただし、CSA規格に適合した商品でなければCityの検査をパスできない為、全ての検査が終わった後に取付けるか、北米のTOTO支社などを通して商品を購入することになります。
流し場のコンクリート施工。適当なスロープを計算した上で、複数のラインを張り、それに合わせてコンクリートを流し込みます。 大きなサイズのフロアタイルを使う場合、このコンクリート施工は特に精度が必要になります。
バスルームのタイリング。壁のタイルはボトムの一列を最後に貼り付けます。タイルデザインは基本的にお客様にお任せいたしますが、複雑なデザインタイリング、エポキシグラウトの施工は基本的に専門業者に依頼することになります。
完成。上下水道工事、電気、タイルまで一貫して施工しました。ガラスドアは専門業者に依頼した特注サイズです。
ガラスの1枚ドアは腐食の心配がなく、掃除も楽なのでお勧めです。一般的なドアタイプよりも密閉性は低いので、脱衣所に湯気がたまりやすいですが、双方に換気扇が付いているので問題ありません。
ウォシュレットの設置を行いましたが、これはお客様が日本で購入した製品なので、市役所の検査をパスした後に設置しました。ウォシュレットは電源が必要ですが、延長コードなどを使いたくない方は、トイレの裏に専用コンセントを設置することをお勧めします。
和式バスルームの設置。流し場のフロアドレイン、バスタブドレイン、及びベントの設置作業中。写真一番奥がメインドレインの逆流防止バルブへのアクセス口なので、その手前に新しいドレインの分岐を接続することになります。逆流防止バルブは、大雨などの際、下水が屋内に逆流するのを防ぐ働きがあります。
バスルームに洗い場を作る場合、ベースメントにあらかじめ設置してあるドレインでは数が足ない上に、様式のバスルームを想定しているので位置も合わないのが普通です。その場合、コンクリートを砕いて、新たに配管を作り直すことになります。
バスルームのフレーミング。バスタブはフレーミングが全て終わってから搬入しようとすると大きすぎて入らない可能性もあるので、事前に購入してフレーミングと同時に設置するのがベター。新しいドレインの位置合わせ、高さ合わせも確実にできます。
バスルームのフレーミングと配管。銅管を使ってハンダ付けによる接続をする場合、シャワーのジャンクション部分のハンダ付けには注意が必要。パッキンなどのパーツは全て取り外すのがベターです。流し場のベースには厚いラバーを敷いてコンクリートのクラックによる水漏れを防ぎます。この防水処理を確実に行わないと、数年後に湿気でフレームが歪み、タイル割れなどの原因になります。
流し場のタイリング。コンクリートを流してスロープを作った後にタイルを張ります。バスルームの壁は防水性と強度を高めるために、コンクリートボード(またはそれに類する素材)を貼ります。
バスルームのドア加工。曇りガラスのパントリー用ドアをバスルームの入り口ドアに利用。バスルームの窓から採光できる場合、脱衣所を明るくする工夫です。湿気がこもるので防水加工を念入りにやる必要があります。 日本のようなアルミサッシのバスルーム用ドアは特注でかなり高くつくし、全面ガラスのドアはバスルームを密閉するのが難しいので、この選択をしました。
脱衣所のシンク、キャビネットの設置。
トイレは個室にしたかったのですが、ドレインの位置関係と間取りの希望がどうしても折り合わず、脱衣所内に設置することになりました。ベースメントへのバスルーム設置は、必ずしも希望の間取り通りに設置できるとは限らないのでご注意ください。
脱衣所のクローゼットドアは壁面のウッドパネルに合わせました。ウッドパネルは除湿効果があるので、湿気がこもりやすいベースメントの壁としてはお勧めの素材です。
キャビネットはシンクのサイズに合わせて特注しました。
完成後。トイレ&シェルフ。
バスタブ、水栓は一般的にカナダで市販されているものを利用しています。流し場とバスタブを洗う時のために、固定シャワーだけでなく長めのホースが付いたハンドシャワーも設置しました。